昭和17年(1942)は、日本の鉄道開業70年の年でした。それを祝する目的のために、当時の逓信省は記念切手の発行を企画し、鉄道記念日であった10月14日に1種の記念切手を発行しました。それが写真の切手で、描かれているのは…
投稿者: 鉄道文化研究所
大桐駅(旧北陸本線)(2)
前回の記事の中で、大桐駅が明治41年6月1日に信号所から駅へ昇格したことを記しましたが、それを告知する官報掲載の記事を紹介するのを忘れてしまったので、写真(1)に補足しておきます。 写真(2)は、大桐駅下り線ホームから今…
大桐駅(旧北陸本線)(1)
大桐駅は、明治29年(1896)7月15日の官設鉄道北陸線福井延伸時には無く、輸送量が増えた明治41年(1908)3月1日に大桐信号所として開設され、同年6月1日に地元の要望から駅に昇格しました。そして、昭和37年(19…
二代立祥(四代目歌川広重) 高輪蒸気車通行全図 明治4年
日本へは幕末に写真技術が入って来ましたが、それが一般化するには時間がかかりました。そのため、初期の鉄道を多くの人々に紹介する手段としては、江戸時代以来の浮世絵が大きな位置を占めていました。これを「鉄道錦絵」と呼びます。 …
3等寝台車周知用チラシ
日本で初めての3等寝台車と言えば、スハネ30000形式。この形式の登場は、その後の3等寝台車やB寝台車の基本的な形を確立した点において、日本の寝台車史上画期的な車両として位置づけられます。 下の画像は、その3等寝台車が誕…
急行 飯田線秘境駅号
JR東海が不定期で運行している「飯田線秘境駅号」が、平成31年春にも「春の魅力溢れる列車旅を紹介する春の「Shupo[シュポ]」キャンペーン」(JR東海ニュースリリースより)の1つとして運行されました。 乗車したのは豊橋…
今庄駅(2)
上の画像は、昭和25年3月現在の今庄駅の配線図ですが、一見して、地方の幹線中規模駅であることが、見て取れると思います。図の上部、太線で表現されているのが本線で、下部の細線で表現されている部分が機関区になります。 主要部分…
今庄駅(1)
福井県の嶺北と嶺南を分ける木ノ芽峠の麓に位置する山間の小駅、北陸本線今庄駅。 現在は、普通電車と早朝の敦賀行き快速電車が停車する小さな駅になってしまいましたが、昭和37年6月に北陸トンネルが開通するまでは、今庄・敦賀間の…