関西における鉄道は、明治7年(1874)5月11日に大阪・神戸間の営業開始により始まり、明治9年に京都の大宮通り仮停車場まで延伸、明治13年(1880)7月には、琵琶湖の畔である滋賀県大津にまで達しました。旧逢坂山トンネ…
切手に描かれた860形蒸気機関車
外国の切手に日本の鉄道が描かれることは時々あります。その中で最も多く取り上げられているのが新幹線で、蒸気機関車となると描かれることは少なく、たとえ取り上げられてもC62とかD51というポピュラーな車両であることが普通です…
敦賀市疋田に残る旧北陸本線の遺構
敦賀に初めて鉄道が走ったのは、明治17年(1884)4月16日の正式開業に先立つ明治13年(1880)10月1日。これは、敦賀から2マイルの地点まで軌道の敷設が完了したことから、工事用資材の運搬を始めたことによります。そ…
110形蒸気機関車
写真は、1978年(昭和53)に青梅鉄道公園で撮影された110形蒸気機関車ですが、2019年8月31日をもって同公園での展示が終了し、修復ののち2020年6月に鉄道発祥の地である桜木町駅にオープンする「JR桜木町ビル」1…
昭和47年の熊本市電
熊本市電の運転開始は、他の大規模な都市と比べると意外と遅く大正13年8月1日。それ以前には、明治40年から熊本軽便鉄道(後に大日本軌道熊本支社)による市内鉄道があったのですが、蒸気鉄道であったことから評判が悪く、市民の間…
留萌鉄道炭鉱線
留萌と言えば、ここ数年存廃問題でマスコミなどにも取り上げられることが多かったJR北海道の留萌本線ですが、今回紹介する留萌鉄道は、その留萌本線恵比島駅から留萌炭田雨竜(うりゅう)地区に位置する昭和駅までの17.6kmの炭鉱…
北陸線の5500形蒸気機関車
下の絵葉書は、明治時代に多く発行された鉄道絵葉書の1枚で、キャプションから北陸本線福井駅であることがわかりますが、残念ながら年代が書かれていないので、正確な撮影年は不明です。 奥の方に明治33年に設置された跨線橋が見える…
平機関区の「ゆうづる」牽引機
昭和42年(1967)3月15日に平機関区(福島県)で撮影された写真です。この時期、常磐線電化は草野まで進んでおり、この撮影の5ヶ月後である8月20日には、最後の非電化区間であった草野・岩沼間の交流電化が完成し、全線電化…
上田交通モハ5251・5252保存車両とその活用
上田交通の「丸窓電車」として親しまれた車両が、上田電鉄別所温泉駅構内、さくら国際高校、長野計器株式会社電子機器工場の3ヶ所で保存されています。このうち、実見した上田電鉄別所温泉駅構内、さくら国際高校の2両についてご紹介し…
三美運輸専用線のB6形蒸気機関車
函館本線の美唄(びばい)駅を起点とした支線である南美唄支線の終点、南美唄駅から三井美唄炭鉱の子会社である三美鉱業(炭鉱)の専用線(1973年9月廃線)があり、三美運輸が輸送に当たっていました。そして、三美運輸で使用されて…