明治5年(1872)6月12日(旧暦:5月7日)品川・横浜間が仮開業し、日本で最初の鉄道が走り始めました。これにより、人々が2本のレールの上を走る機関車を目にすることとなり、それまで徒歩や駕籠、せいぜい馬程度しか陸上の移…
投稿者: 鉄道文化研究所
南部縦貫鉄道
南部縦貫鉄道。なんとも壮大な名称ですが、実際には名称とは真逆の小さな私鉄が、青森県にありました。開業は、昭和37年(1962)10月20日。千曳(西千曳)〜七戸間15.4kmでしたが、その後昭和43年(1968)8月に西…
「今庄まちなみ情報館」の今庄駅ジオラマ
北陸本線今庄駅。今では、時おり普通列車が停車するだけの山間の小駅ですが、昭和37年6月10日に敦賀〜今庄間の北陸トンネルが開通するまでは、全国でも有数の難所として知られていた山中峠越えの基地として、ここで峠越えに挑むため…
山手線道灌山トンネル跡
山手線。おそらく、在来線の路線名としては日本で一番有名だと思います。地方の人に「山手線って知ってる?」と質問しても、きっと多くの人が「東京をグルグル回っている電車でしょ」みたいな答えをしてくれると思います。 現在、山手線…
日本最初の電車
日本で最初に電車を営業運転に用いたのが、明治28年2月1日に七条停車場前から伏見町油掛の間で営業を開始した京都電気鉄道株式会社であることは、これまでにも多くの先学諸氏により度々紹介されています。しかし、これに先立つ5年前…
準急「ゆのさと」
上野発、水上行きの優等列車として、まず最初に頭に浮かぶのは急行「ゆけむり」。そして、1980年代に入ってから登場した特急「谷川」ではないでしょうか。急行「ゆけむり」は、1968年(昭和43)に登場し、1985年(昭和60…
敦賀所在の眼鏡橋遺構
現在、我々が利用する敦賀駅は、明治42年(1909)に移転されたもので、それまでは現在地より北に位置する気比神宮前にありました。位置図1は、昭和7年修正の地形図に開業当初の線形を赤線で書き加えたもので、旧線と新線の位置関…
旧逢坂山トンネル
関西における鉄道は、明治7年(1874)5月11日に大阪・神戸間の営業開始により始まり、明治9年に京都の大宮通り仮停車場まで延伸、明治13年(1880)7月には、琵琶湖の畔である滋賀県大津にまで達しました。旧逢坂山トンネ…
切手に描かれた860形蒸気機関車
外国の切手に日本の鉄道が描かれることは時々あります。その中で最も多く取り上げられているのが新幹線で、蒸気機関車となると描かれることは少なく、たとえ取り上げられてもC62とかD51というポピュラーな車両であることが普通です…
敦賀市疋田に残る旧北陸本線の遺構
敦賀に初めて鉄道が走ったのは、明治17年(1884)4月16日の正式開業に先立つ明治13年(1880)10月1日。これは、敦賀から2マイルの地点まで軌道の敷設が完了したことから、工事用資材の運搬を始めたことによります。そ…