昭和51年4月1日に全線廃止となった福井鉄道南越線。同線中間駅であった村国駅(地図1)には、一目で廃車体利用とわかるホーム待合室がありました。 福井鉄道南越線は、大正3年に開業した武岡軽便鉄道が前身で、北陸本線武生駅(地…
カテゴリー: 車両
日本最初の電車
日本で最初に電車を営業運転に用いたのが、明治28年2月1日に七条停車場前から伏見町油掛の間で営業を開始した京都電気鉄道株式会社であることは、これまでにも多くの先学諸氏により度々紹介されています。しかし、これに先立つ5年前…
110形蒸気機関車
写真は、1978年(昭和53)に青梅鉄道公園で撮影された110形蒸気機関車ですが、2019年8月31日をもって同公園での展示が終了し、修復ののち2020年6月に鉄道発祥の地である桜木町駅にオープンする「JR桜木町ビル」1…
昭和47年の熊本市電
熊本市電の運転開始は、他の大規模な都市と比べると意外と遅く大正13年8月1日。それ以前には、明治40年から熊本軽便鉄道(後に大日本軌道熊本支社)による市内鉄道があったのですが、蒸気鉄道であったことから評判が悪く、市民の間…
北陸線の5500形蒸気機関車
下の絵葉書は、明治時代に多く発行された鉄道絵葉書の1枚で、キャプションから北陸本線福井駅であることがわかりますが、残念ながら年代が書かれていないので、正確な撮影年は不明です。 奥の方に明治33年に設置された跨線橋が見える…
平機関区の「ゆうづる」牽引機
昭和42年(1967)3月15日に平機関区(福島県)で撮影された写真です。この時期、常磐線電化は草野まで進んでおり、この撮影の5ヶ月後である8月20日には、最後の非電化区間であった草野・岩沼間の交流電化が完成し、全線電化…
三美運輸専用線のB6形蒸気機関車
函館本線の美唄(びばい)駅を起点とした支線である南美唄支線の終点、南美唄駅から三井美唄炭鉱の子会社である三美鉱業(炭鉱)の専用線(1973年9月廃線)があり、三美運輸が輸送に当たっていました。そして、三美運輸で使用されて…
3等寝台車周知用チラシ
日本で初めての3等寝台車と言えば、スハネ30000形式。この形式の登場は、その後の3等寝台車やB寝台車の基本的な形を確立した点において、日本の寝台車史上画期的な車両として位置づけられます。 下の画像は、その3等寝台車が誕…