北陸本線今庄駅。今では、時おり普通列車が停車するだけの山間の小駅ですが、昭和37年6月10日に敦賀〜今庄間の北陸トンネルが開通するまでは、全国でも有数の難所として知られていた山中峠越えの基地として、ここで峠越えに挑むため…
カテゴリー: 北陸本線
敦賀所在の眼鏡橋遺構
現在、我々が利用する敦賀駅は、明治42年(1909)に移転されたもので、それまでは現在地より北に位置する気比神宮前にありました。位置図1は、昭和7年修正の地形図に開業当初の線形を赤線で書き加えたもので、旧線と新線の位置関…
敦賀市疋田に残る旧北陸本線の遺構
敦賀に初めて鉄道が走ったのは、明治17年(1884)4月16日の正式開業に先立つ明治13年(1880)10月1日。これは、敦賀から2マイルの地点まで軌道の敷設が完了したことから、工事用資材の運搬を始めたことによります。そ…
北陸線の5500形蒸気機関車
下の絵葉書は、明治時代に多く発行された鉄道絵葉書の1枚で、キャプションから北陸本線福井駅であることがわかりますが、残念ながら年代が書かれていないので、正確な撮影年は不明です。 奥の方に明治33年に設置された跨線橋が見える…
大桐駅(旧北陸本線)(2)
前回の記事の中で、大桐駅が明治41年6月1日に信号所から駅へ昇格したことを記しましたが、それを告知する官報掲載の記事を紹介するのを忘れてしまったので、写真(1)に補足しておきます。 写真(2)は、大桐駅下り線ホームから今…
大桐駅(旧北陸本線)(1)
大桐駅は、明治29年(1896)7月15日の官設鉄道北陸線福井延伸時には無く、輸送量が増えた明治41年(1908)3月1日に大桐信号所として開設され、同年6月1日に地元の要望から駅に昇格しました。そして、昭和37年(19…
今庄駅(2)
上の画像は、昭和25年3月現在の今庄駅の配線図ですが、一見して、地方の幹線中規模駅であることが、見て取れると思います。図の上部、太線で表現されているのが本線で、下部の細線で表現されている部分が機関区になります。 主要部分…
今庄駅(1)
福井県の嶺北と嶺南を分ける木ノ芽峠の麓に位置する山間の小駅、北陸本線今庄駅。 現在は、普通電車と早朝の敦賀行き快速電車が停車する小さな駅になってしまいましたが、昭和37年6月に北陸トンネルが開通するまでは、今庄・敦賀間の…