JR西日本奈良線稲荷駅は、明治12年8月18日に東海道線稲荷駅として開業。その後、大正10年8月1日に同線の馬場駅(現:膳所駅)〜京都駅間の線形が現線形へと変更されたことに伴い、奈良線の所属へとなりました。 ランプ小屋は…
カテゴリー: 鉄道史
越前電気鉄道下荒井隧道
1974(昭和49)年8月13日、画像1に示す京福電気鉄道越前本線の勝山〜京福大野間8.6kmが廃線となりました。 京福電気鉄道の前身の一つである京都電灯が、福井で電力事業を開始したのは古く、1896(明治29)年5月2…
ホーム待合室に転用された南海鉄道電5形(モユニ521形)
昭和51年4月1日に全線廃止となった福井鉄道南越線。同線中間駅であった村国駅(地図1)には、一目で廃車体利用とわかるホーム待合室がありました。 福井鉄道南越線は、大正3年に開業した武岡軽便鉄道が前身で、北陸本線武生駅(地…
瓦版「蒸気車」
明治5年(1872)6月12日(旧暦:5月7日)品川・横浜間が仮開業し、日本で最初の鉄道が走り始めました。これにより、人々が2本のレールの上を走る機関車を目にすることとなり、それまで徒歩や駕籠、せいぜい馬程度しか陸上の移…
南部縦貫鉄道
南部縦貫鉄道。なんとも壮大な名称ですが、実際には名称とは真逆の小さな私鉄が、青森県にありました。開業は、昭和37年(1962)10月20日。千曳(西千曳)〜七戸間15.4kmでしたが、その後昭和43年(1968)8月に西…
「今庄まちなみ情報館」の今庄駅ジオラマ
北陸本線今庄駅。今では、時おり普通列車が停車するだけの山間の小駅ですが、昭和37年6月10日に敦賀〜今庄間の北陸トンネルが開通するまでは、全国でも有数の難所として知られていた山中峠越えの基地として、ここで峠越えに挑むため…
山手線道灌山トンネル跡
山手線。おそらく、在来線の路線名としては日本で一番有名だと思います。地方の人に「山手線って知ってる?」と質問しても、きっと多くの人が「東京をグルグル回っている電車でしょ」みたいな答えをしてくれると思います。 現在、山手線…
日本最初の電車
日本で最初に電車を営業運転に用いたのが、明治28年2月1日に七条停車場前から伏見町油掛の間で営業を開始した京都電気鉄道株式会社であることは、これまでにも多くの先学諸氏により度々紹介されています。しかし、これに先立つ5年前…
準急「ゆのさと」
上野発、水上行きの優等列車として、まず最初に頭に浮かぶのは急行「ゆけむり」。そして、1980年代に入ってから登場した特急「谷川」ではないでしょうか。急行「ゆけむり」は、1968年(昭和43)に登場し、1985年(昭和60…
敦賀所在の眼鏡橋遺構
現在、我々が利用する敦賀駅は、明治42年(1909)に移転されたもので、それまでは現在地より北に位置する気比神宮前にありました。位置図1は、昭和7年修正の地形図に開業当初の線形を赤線で書き加えたもので、旧線と新線の位置関…