前回の記事の中で、大桐駅が明治41年6月1日に信号所から駅へ昇格したことを記しましたが、それを告知する官報掲載の記事を紹介するのを忘れてしまったので、写真(1)に補足しておきます。
写真(2)は、大桐駅下り線ホームから今庄方を見たもので、上り貨物列車が先頭に補機のDF50形ディーゼル機関車を伴って、今庄から登って来たところです。
上り線ホームには駅本屋をはじめとする諸施設が見えるのに対して、下りホームには小さな待合室しか見られません。
本写真は、大桐駅の様子がよくわかる1枚です。
写真(3)は、敦賀方のポイント(構内配線図参照)より若干駅寄りから撮影されたもので、上り貨物列車が出発したところです。
反対側の下り線には旅客列車が停車しており、僅かにホーム端を見ることができます。
本駅の敦賀方が曲線を描いている様子がよくわかる写真です。
写真(4)は、構内配線図です。上下線のホームがズレて設置されている様子が、本図からよくわかります。
現状は、線路跡が福井県道207号線として道路整備されており、上りホームの一部が道路脇に残され、見学することができます。